デスクトップのユーザーデータの同期について

バックアップデータは、各デスクトップのローカルドライブのデスクトップユーザーデータフォルダと、ネットワークユーザーデータフォルダに格納されます。複数のデスクトップを使用している場合、ネットワークユーザーデータフォルダには、各デスクトップのバックアップファイルのコピーが格納されます。フォルダを同期させると、フォルダおよびフォルダに含まれているサブフォルダやファイルのコピーが 1 つだけネットワークユーザーデータフォルダに格納されます。デスクトップ上でファイルを変更すると、ファイルは、そのコンピュータのデスクトップユーザーデータフォルダに格納され、次回の DLO ジョブの実行時にネットワークユーザーデータフォルダに格納されます。このファイルは、同期済みの別のデスクトップコンピュータが次回のジョブを実行するときに、そのコンピュータにダウンロードできるようになります。

フォルダを同期させると、デスクトップをネットワークに接続するたび、およびデスクトップでジョブを実行するたびに、Desktop Agent によってネットワークユーザーデータフォルダがチェックされるようになります。同期フォルダのいずれかに新しいファイルバージョンが存在する場合は、その新しいバージョンがデスクトップ上のユーザーデータフォルダにダウンロードされます。ファイルを同期させずに、現在ログオンしているデスクトップ上のファイルを変更し、さらにバックアップ対象の他のコンピュータ上で同じファイルを変更すると、競合が発生し、使用するファイルのリビジョンの選択を求めるメッセージが表示されます。

バックアップ対象のデータを同期させることにより、作業中のファイルが最新のバージョンであることを確認しながら、任意のデスクトップ上でファイルを編集することができます。

[同期選択項目]ビューには、同期可能な他のデスクトップにバックアップされているフォルダが表示されます。表示されたフォルダから、現在ログオンしているデスクトップコンピュータ上のフォルダと同期させるフォルダを任意の数だけ選択します。

メモ:

NTFS 権限、または圧縮や暗号化などのディレクトリ属性をカスタマイズする場合は、リストアまたは同期後にこれらのカスタマイズ内容を設定しなおす必要があります。

詳細情報

同期の動作

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