ファイルをバックアップするときは、さまざまなフィルタを設定できます。たとえば、バックアップ対象にインクルードまたはエクスクルードするファイルの種類、あるいは圧縮や暗号化を行うファイルの種類についてフィルタを設定できます。コンピュータ間でファイルを同期するときには、フィルタがすべて組み合わされます。たとえば、同期されるファイルの 1 つが圧縮および暗号化されている場合、同期されるすべてのファイルが自動的に圧縮され、暗号化されます。元のバックアップ選択項目で .jpg ファイルのみがバックアップされていた場合、同期ファイルセットには .jpg ファイルのみがインクルードされます。
フォルダを同期した後に同期フォルダの設定を変更し、後でそのフォルダの同期を解除した場合、フォルダは元のバックアップ選択項目の設定に戻されます。たとえば、元のバックアップ選択項目で .jpg ファイルのみバックアップを作成する場合にそのフォルダが後で同期されると、すべてのファイルのバックアップを作成するように設定されます。それからフォルダの同期が解除されると、再び .jpg ファイルのみのバックアップを作成します。
各コンピュータでバックアップされたファイルの数が異なる場合には、最大数のファイルが同期されます。たとえば、コンピュータ A で 3 つのファイルをバックアップし、コンピュータ B で 5 つのファイルをバックアップした場合は、5 つのファイルが同期されます。
同期選択項目は、バックアップ選択項目と同様に、グローバルエクスクルードによる制限が適用されます。
DLO でのグローバルエクスクルードフィルタの設定についてを参照してください。
同期機能を使用するには、すべての同期コンピュータで同じバージョンの Desktop Agent が実行され、すべてのコンピュータのシステムクロックを同期させる必要があります。また、Desktop Agent が実行されるコンピュータでは、同じバージョンの Windows オペレーティングシステムを使用する必要があります。たとえば、Microsoft Windows Vista が実行されている 2 つのコンピュータ間ではデータを同期できます。Windows Vista が実行されているコンピュータと、Windows XP が実行されているコンピュータ間では、データは同期できません。