1 つのデータ格納場所を 1 台のメディアサーバーのみが使用するようにします。複数のメディアサーバーが同じデータ格納場所を使うとき、データ格納場所が 1 つのメディアサーバーから削除されれば、他のメディアサーバーはそれにアクセスできなくなります。
データ格納場所は、Windows ドメインまたは Active Directory に属している必要があります。Desktop Agent を実行するコンピュータは、Windows ドメインまたは Active Directory の外部に存在していてもかまいません。ただし、コンピュータがメディアサーバーまたはデータ格納場所にアクセスするには、ドメインまたはディレクトリの認証が必要となります。Desktop Agent を起動する際にドメインクレデンシャルの入力を求められます。
元のファイルが NTFS ボリュームに存在する場合、デスクトップユーザーデータフォルダおよびネットワークユーザーデータフォルダも NTFS に存在する必要があります。元のファイルが NTFS に存在し、デスクトップユーザーデータフォルダまたはネットワークユーザーデータフォルダのいずれかが FAT または FAT32 ボリュームに存在する場合、[リストア]および[リストアするファイルの検索]画面でエントリが重複して表示されることがあります。そのような場合、リストア対象としてどちらのファイルを選択してもかまいません。
データ格納場所を作成した後は、それを変更できません。ただしユーザーや自動ユーザー割り当てがそれらに割り当てられていなければ、データ格納場所を削除できます。ユーザーは新しいデータ格納場所に移動できます。
新しいネットワークユーザーデータフォルダへの Desktop Agent ユーザーの移動を参照してください。
データ格納場所の作成時にエラーが発生した場合には、データ格納場所のディレクトリを作成および変更するための十分な権限が、MSSQL$BKUPEXECDLO サービスのログオン情報に割り当てられていることを確認してください。MSSQL$BKUPEXECDLO インスタンスのログオン情報を変更するには、Windows の[サービス]コントロールパネルを使用します。Backup Exec のインストール時にドメインアカウントを指定すると、このような問題が発生するのを防ぐことができます。