プロファイルの[一般]オプション

[一般]タブでは、プロファイルの名前を入力し、帯域幅設定、格納制限、デスクトップのユーザーデータフォルダのパスを設定できます。

新しい DLO プロファイルの作成を参照してください。

表: プロファイルの[一般]オプション

項目

説明

プロファイル名

新たに作成するプロファイルの名前を示します。プロファイル名には \”@#$%^&*()=+|/{}[]’ の文字は使用できません。

説明

プロファイルの説明を示します。

このプロファイルを有効にする

プロファイルの有効と無効を切り替えます。デフォルトでは、プロファイルは有効になっています。

帯域幅を制限する (KB/秒)

データがネットワークユーザーデータフォルダに送られる速度を制御します。

帯域幅を制限して、バックアップ速度と、ローカルコンピュータ、ネットワークおよびサーバーに対するバックアップの影響を管理できます。デフォルトの制限は、バックアップの影響を最小限に抑えるように控えめに設定されています。

ただし、次のような多くの要因が設定に影響します。

  • ネットワークの速度

  • 接続の種類

  • バックアップしたデータ量

  • DLO にバックアップするコンピュータの合計台数

コンピュータパフォーマンスに対して影響がないのに DLO によるデータ転送速度が遅い場合は、より大きい帯域幅を設定するとパフォーマンスが向上します。コンピュータパフォーマンスがバックアップ中に著しく低下する場合は、より小さい値を設定すればコンピュータパフォーマンスに対するバックアップの影響が減少します。ただし、バックアップにかかる時間が増加します。

データの転送速度を制限できるのは、データがネットワークユーザーデータフォルダに書き込まれるときのみです。データがデスクトップユーザーデータフォルダに書き込まれるときはデータの転送速度は制限されません。データの転送速度は、Outlook PST ファイルまたは Lotus Notes NSF ファイルの増分バックアップの実行中には制限されません。

他のプログラムに帯域幅を優先させる

デスクトップコンピュータ上の他のアプリケーションがデータを転送する際に、ネットワーク上での DLO によるデータ転送を少なくすることができます。他のアプリケーションがこのリソースを使用しなくなると、DLO によるデータ転送率は自動的に通常に戻ります。

[他のプログラムに帯域幅を優先させる]オプションでは、デスクトップコンピュータのネットワークトラフィックが監視されます。DLO トラフィックが現在の合計トラフィック量の 90 % を超える場合、DLO は抑制されません。

次の条件が満たされるとき、DLO は接続の未使用部分のみを使用するように抑制されます。

  • DLO トラフィックがデスクトップの合計ネットワークトラフィックの 90% を下回るとき

  • 合計トラフィック量が接続の最大トラフィック量の 60% を超えるとき

たとえば、合計使用率が 70 % である場合、DLO は最大の 30 % に抑制されます。

ネットワークを多く利用する他のアプリケーションを同時に実行する場合、このオプションを選択すると、システムのパフォーマンスが向上します。データの転送速度を制限できるのは、データがネットワークユーザーデータフォルダに書き込まれるときのみです。データがデスクトップユーザーデータフォルダに書き込まれるときはデータの転送速度は制限されません。

ネットワークユーザーデータフォルダを制限 (MB)

DLO バックアップファイルが使用するネットワーク上のディスク容量を制限します。使用するディスク容量を入力します。

デスクトップユーザーデータフォルダを有効にする

デスクトップユーザーデータフォルダの使用を有効にします。[デスクトップユーザーデータフォルダを有効にする]が選択されていると、次の処理が行われます。

  • 最初にファイルがデスクトップユーザーデータのフォルダにコピーされる。

  • 次にデスクトップユーザーデータフォルダからネットワークユーザーデータフォルダにファイルがコピーされる。

これらの処理は、DLO がデスクトップユーザーデータフォルダで 1 つもリビジョンを保持しないように設定されている場合でも行われます。

[デスクトップユーザーデータフォルダを有効にする]を選択していない場合、ファイルは元の場所からネットワークユーザーデータフォルダに直接コピーされます。

デスクトップユーザーデータフォルダを有効にした場合の利点は次のとおりです。

  • リビジョンがネットワークだけでなくローカルコンピュータでも保存されるため、オフラインで保護されます。

  • ローカルコンピュータではネットワークよりも高速にファイルが保存されるため、ファイルをバックアップのために開いている時間が短縮されます。

デスクトップユーザーデータフォルダを無効にした場合の利点は次のとおりです。

  • ローカルにリビジョンを保存する必要がない場合、このオプションによって、バックアップファイルがデスクトップユーザーデータフォルダに保存されないようにできます。バックアップ選択項目で、特定

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