Desktop Agent のインストールのカスタマイズ

特定の要件を満たすように、Desktop Agent のインストールをカスタマイズすることができます。たとえば、ユーザーインターフェースを表示せずにサイレントインストールを実行したり、簡易ユーザーインターフェースまたはすべてのユーザーインターフェースのいずれかを表示することができます。インストールをカスタマイズするには、DLO Agent のセットアップディレクトリ内の Setup.ini ファイルを修正します。

たとえば、サイレントインストールを設定するには、Setup.ini ファイルの CmdLine を次のように編集します。

変更前

CmdLine=/qf DEFAULTMEDIASERVER=”Desktop3″ LAUNCHCLIENT=”1″ /l*v “%TEMP%\DLOAgentInstall.log”

修正後

CmdLine=/qn DEFAULTMEDIASERVER=”Desktop3″ LAUNCHCLIENT=”1″ /l*v “%TEMP%\DLOAgentInstall.log”

インストールのキャンセルオプションがない簡易インターフェースでインストールを行うように設定するには、Setup.ini ファイルの CmdLine を次のように編集します。

変更前

CmdLine=/qf DEFAULTMEDIASERVER=”Desktop3″ LAUNCHCLIENT=”1″ /l*v “%TEMP%\DLOAgentInstall.log”

修正後

CmdLine=/qb!DEFAULTMEDIASERVER=”Desktop3″ LAUNCHCLIENT=”1″ /l*v “%TEMP%\DLOAgentInstall.log”

Desktop Agent のインストールをカスタマイズする方法

  1. Desktop Agent のセットアップディレクトリで、Setup.ini ファイルを編集用に開きます。

  2. CmdLine= /qf で始まる値を修正します。


    Desktop Agent のインストールインターフェース

    Desktop Agent のインストール時に Desktop Agent ユーザーに対して表示されるインターフェースを変更するには、/qf という用語を修正します。

    • /qf

      フルユーザーインターフェースが表示されます。キャンセルオプションが表示されます。

    • /qb

      簡易的な進行状況を示すダイアログボックスが表示されます。キャンセルオプションが表示されます。

    • /qb!

      簡易ユーザーインターフェースが表示されます。キャンセルオプションは表示されません。

    • /qn

      インストールはサイレントモードで実行されます。

    完全なサイレントインストールを行うには、Setup.ini ファイルを修正した後、次のコマンドを実行します。

    “setup.exe /s”

    デフォルトのメディアサーバーの設定

    DEFAULTMEDIASERVER で、インストール後に Desktop Agent が接続するメディアサーバーを指定します。

    Desktop Agent の起動

    LAUNCHCLIENT オプションで、インストール後すぐに Desktop Agent を起動するかどうかを指定します。

    ただちに起動するには、LAUNCHCLIENT=”1″ を設定します。

    すぐに起動しない場合は、LAUNCHCLIENT=”0″ を設定します。

    使用する MDAC バージョンの指定

    DLO では、デフォルトで MDAC 2.8 が使用されます。次のオプションを追加すると、MDAC 2.7 が強制的に使用されます。

    REQUIREDMDACVERSION=2.7

    再ブートの抑止

    再起動が必要な場合でも再起動を抑止するには、次のオプションを追加します。

    REBOOT=ReallySuppress

    ログオプション

    l*v 変数を変更すると、ログオプションを修正できます。

    l*v “%TEMP%\DLOAgentInstall.log”

    詳細ログをオンにして、指定した場所にログファイルを作成します。

    Windows インストーラのログオプションについて詳しくは、次の Web サイトを参照してください。

    http://support.microsoft.com/kb/314852/EN-US/.

  3. Setup.ini ファイルを保存して閉じます。

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